2022-6-22
浦和のリーグ戦白星は3月19日以来、3カ月ぶり。「きょうは完璧な試合ができたと思う」とロドリゲス監督。足踏みが続いていた鹿島、横浜Mに続くJ1通算450勝にもたどり着いた。
試合開始からアクセル全開で入った。激しいプレスで襲い、奪ったら間髪入れずに前進。その姿勢はセットプレーの数字にも表れ、前半だけでCK7本、FKも9本。開始1分足らずで得たCKから短くつなぐなど多彩なパターンで相手を揺さぶり、試合を動かした。
前半21、23分のゴールはともに岩尾の左CKから。ゴール前中央でショルツが先制点を奪うと、次は近い位置で明本がコースを変え、伊藤が遠い位置で押し込んだ。ショルツは「分析したコーチと実行した選手によるいい結果」と誇った。
9戦未勝利で入った中断期間では、相手の背後を取る練習に時間を割いた。得点力を上げるためだ。伊藤とのワンツーで抜け出した関根の3点目は、まさにその形で「ああいうプレーが増えれば、もっと勝利が増える」と伊藤。巻き返しを期す後半戦への弾みを得た。