【川崎F】「ガラスの天才」大島僚太、リハビリ中の苦しみ吐露「気持ちが浮き上がることはなく」

2022-6-24

川崎フロンターレMF大島僚太(29)が23日、オンライン取材に対応し、リハビリ中の苦しみを口にした。「プレー出来ること自体は楽しいと思っています。でも、またけがするかもしれないとも、けがはするものだなと思っているのもある。もちろん絶対けがしないとも思いながら、トレーニングしています。復帰出来た喜び、落胆もある。吹っ切れてはいない」。素直な思いを吐露した。

大島は3月30日のトレーニング中に負傷。右足関節靱帯(じんたい)損傷、右近位脛腓靱帯(じんたい)損傷と診断され、全治8~10週と、長期離脱を余儀なくされた。そこからリハビリをこなし、今月18日の第17節・コンサドーレ札幌戦(等々力)で、約3カ月ぶりに復帰。3月19日のサンフレッチェ広島戦以来、10試合ぶりのピッチで、勝利に貢献した。フル出場は、開幕節の2月18日のFC東京戦以来、4カ月ぶりだった。「試合から数日たっているけど、ようやく落ち着いてきたという感じ」と体は正直だった。

非凡なテクニック、パスセンスを武器にしながらも、毎年のようにけがに泣いてきた。昨季も故障でわずか7試合出場。11年から1シーズンで30試合以上に出場したことがない。「ガラスの天才」と言われる。「今年こそは」と、思った矢先の離脱。「気持ち的にはかなりマイナスでした。気持ちが浮き上がることはなく、リハビリ中は沈んでいた。いずれ治るものだろうなと思いながらも、ストレスしかない。去年、今年は自分のイメージするプレー、したいことができなくなっていったり、積み上げたのが崩れた感覚もあって、自分の中に染みついていたのも、ずれていったり」と先の見えない日々を過ごしてきた。

救ってくれたのは、家族の存在だった。家族との何げない時間が、どんよりとした表情を笑顔に変えてくれた。「子供を抱っこしても、足が痛いと思っていた時もあったけど(笑い)。子供が笑顔になってくれたら、僕も笑顔になれた。子供、妻との時間が、もう一踏ん張りさせてくれた」とかみしめた。

川崎Fの10番を背負う男。J1王者のクラブの期待を一身に背負う。自身、家族、クラブ、応援してくれるサポーターのため、完全復活した姿を届ける。

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