2022-6-25
J1北海道コンサドーレ札幌は24日、宮の沢で練習した。リーグ4戦ぶり勝利を目指し、26日は本拠にG大阪を迎える。3連敗中の流れを断ちたい大事な一戦で、5月14日の鹿島戦で右太もも裏肉離れを負ったMF高嶺朋樹(24)が約1か月半ぶりに復帰有力。「もう大丈夫。ここから毎試合勝ち続けられるように」と意気込む背番号6が、6月ラストの白星締めに貢献しにいく。
激しい雨の中でボールを刈り取り、パスを散らした。今週途中から全体練習合流のMF高嶺はこの日、復帰後初のミニゲームまで精力的に消化。「今日初めてゲームまでやって、足元の感覚などは変わらない。自分としては行くつもりで準備するだけ」とリーグ5戦ぶり出場へ意欲を見せた。
昨季はリーグ38戦に出場し、3年目の今季も開幕13戦で先発を続けたが、鹿島戦後にプロ入り初の長期離脱を味わった。リハビリ期間はフィジカルコーチと厳しいトレーニングも繰り返し、「きつかった。もうケガはしたくない」。そう笑えるほど、サッカーへの欲求も高めつつ、心身ともに強くなって戻ってきた。
離脱中、チームはルヴァン杯、天皇杯で敗退し、リーグも直近3連敗。仲間とのミーティングも重ね、「走る、戦う、目の前の相手に負けない所など、自分が率先してやっていきたい」と求められるものは分かっている。昨季10月、プロ初得点の豪快ミドルでJ1月間ベストゴールを受賞したG大阪戦にも、「相手は関係なく、どの試合ももう負けちゃいけない。チームとして貪欲に戦えたら」。若き闘将が、6月最終戦の勝利へ力となる。